神奈川県藤沢市 天井埋込形1方向 ハウジングエアコン S36RCV 交換工事の施工事例です。

天井埋込形1方向 ダイキン S36RCV 交換工事(藤沢市)施工事例です。

いつもお世話になっております。ハウジングエアコン専門店、株式会社中村建創の岩田と申します。

今回の工事は天井埋込形1方向のハウジングエアコンの交換工事を承りました。

こちらが施工完了後の写真になります。

S36RCVというのはセット型番で、実際の型番はF36RCVとR36RCVのセットとなっております。

ダイキン天井1方向 セット型番S36RCV (F36RCV)

室外機R28RCV

こちらが交換前のエアコンになります。

施工前天井1方向

施工前室外機

今回のエアコンは室内機の周りに照明と点検口が有る設置状況となっております。

決められた範囲内に設置する為に、事前に天井の開口サイズとエアコンのパネルサイズ、周りとの取り合い、照明までの距離や点検口までの距離を確認済みです。

このように周りに設備機器等が有る時は事前の現場調査で新しいエアコンを設置できる広さが有るかを確認しております。

 

エアコンを交換するお部屋のエアコン周辺を養生しながらエアコンのポンプダウン準備をします。

冷房運転をしながら室外機側のバルブを閉め冷媒ガスを室外機へ回収していきます。

室外機へガスの回収が出来た事を確認し、バルブを閉じエアコンを停止させます。

エアコンの専用ブレーカーを確認してブレーカーを切ります。

既存のエアコンも200V機器の為、今回はそのまま使用ができます。

もし既存のエアコンが100V機器の場合は、エアコンの専用回線で有る事を確認してから電圧切替(100Vから200Vへの変更)の工事が必要になります

 

天井埋込エアコン工事は2名での作業となります。エアコン本体の上げ下ろしや搬入出に2名必要な為です。

室内機と室外機の取り外しを同時進行で進めて行きます。

 

エアコン周辺にお部屋の壁が近い為、周りに注意をしながらエアコンパネルを取り外していきます。

そして冷媒配管、ドレンを外していき、通信線も取り外します。

開口の広さによってはエアコンを吊っている部材から室内機が取り外しにくい事が有ります。

その場合は室内機を支えながらナットとワッシャーを先に外し室内機本体を降ろしていきます。

エアコンの設置状態によっては室内機エアコンから水が出てくることも有る為、出来るだけ傾けないように水平に降ろしていきます。

降ろしたらそのまま周りに気を配りながら室外へ運び出します。

 

今回も既存のエアコンと新規エアコンのサイズが近い為、本体の吊り位置変更は最小限で済みます。

 

室外機も同じく周りに気を付けながら慎重に庭から運び出します。

 

 

エアコンを天井裏へ固定する為に新しいエアコンの固定箇所に合わせて部材の位置を合わせていきます。

位置調整が終わり次に冷媒配管の加工をします。

冷媒配管は天井裏や壁の中、床下等、室内には配管が見えないようにして工事されている隠ぺい配管方式になっています。

既存のフレアナットを外すためにパイプカッターを使い銅管を切断します。

切断後新規のエアコンに合う長さを確認した上で新しいフレアナットを使用し銅管部を新たにフレア加工をします。フレア加工をした内側が鏡面仕上げになっている、傷の無い事を確認、フレアが歪んでいない、正面から見て真円になっている、切り粉や汚れ等無いか1カ所ずつ確認していきます。

 

ドレン排水用の塩ビ管を新しいエアコンに合わせて位置を調整する為にカットして新しい繋ぎ部分を作ります。

塩ビ用の接着剤を使用して確実に繋いでいき力を加えても外れない事を確認してます。

断熱材を使って塩ビ管を断熱し結露を防止します、断熱材の隙間はビニールテープで巻いて仕上げます。

 

エアコンの機種によっては既存の冷媒配管が吹き出し口を正面に見て左側に接続されている事やドレン排水が左側に接続されている事が有りますが、

今回は冷媒配管も、ドレン排水も、通信線もすべて右側から来ているので問題無く使用できました。

左側から来ている場合は配管延長や配線延長が必要になります。

 

冷媒配管加工、天井への吊り準備、ドレン位置変更、配線は再利用すべて準備が終わり室内機の取付にはいります。

エアコン室内機を脚立を使い2名で上へ持ち上げて吊り部材に固定します。

天井へ吊る際は落下しないようにナットを仮締めして室内機本体が落ちないようにしてから細かい位置の調整をしております。

ドレン排水側へエアコン本体がわずかに勾配が付くように吊位置を固定します。

 

冷媒配管のフレア部分を室内機接続部に合わせた状態で手締めをしてからトルクレンチを使用して適正な強さでフレアナットを締めていきます。

トルクレンチで締めていくとカチッいう音と共に締め付け部が空回りして既定のトルクで締めれたことが分かります。

 

次に排水用の塩ビパイプと室内機の排水部分を接続します。

接続部分は少し自由が利くように曲げる事ができる部材になっています。リング状の部品をつけてネジを締める事でホースを本体へ固定できる仕組みになっています。

締め付けた後は引っ張って抜けない事を確認します。

通信線の差込みも黒 白 赤の線を確実に差込み、差込間違いが無いように再度確認をします。

冷媒配管、通信線の接続、ドレンホースの接続、室内機本体の固定を確認してから

冷媒配管接続部の断熱、ドレンホース接続部の断熱をして次にフロントのパネルを取り付けをしていきます。

パネルを固定する際にも天井とパネルの隙間が無いか、配線コネクタの差込みは確実か確認をしながら取り付けます。

 

室外機の施工に入ります。

今回の室外機は設置場所の周りも広いので、いつも通りに確実に工事を進めて行きます。

室外機の置く場所に合わせて冷媒配管のフレア加工をしていきます、フレア内側を鏡面仕上げにして内側に傷が無い事、フレア部分に歪みが無く真円になっている事、汚れや破片の付着が無い事を確認します。

冷媒配管は被粘着テープを使いしっかりと巻いていきます。

フレアの接続部は位置をしっかりと合わせ手締めをした後にトルクレンチを使用フレアナットを締めます。トルクが作動したらそれ以上は締めずに、もう一度トルクレンチで確認、トルクが作動した事を確認してマジックでチェックをしています。

冷媒配管の接続がすべて出来たら、冷媒配管内を真空状態にする為、真空ポンプを接続し冷媒配管とエアコン本体内部の空気を抜いていきます。

真空引きをしながら通信線の加工と接続、差込の確認、引き抜ける事がないかを確認しております。

 

真空ポンプ側のバルブを閉めポンプを停止します。

真空ポンプについているマニホールドのメーターの数値を確認し。しばらく時間を置きます。

接続に不具合が有るとこの時点で真空状態が保たれなくなり数値が動いてしまいます。

数値が変わらない事を確認してから真空ポンプを取り外し、室外機内の冷媒ガスを配管内へ解放します。

 

エアコンの専用ブレーカーを上げエアコンの試運転を行います。

寒い時期は暖房運転をして確認をしております、暖まる事を確認できたらお客様にもご確認頂きます。

 

以上で本日の施工も問題無く完了となりました。

ご利用頂きまして誠に有難うございました。

ハウジングエアコンの交換、取替えは株式会社中村建創にお任せください。

メーカー ダイキン
型式 S36RCV
工事費込金額 ¥289,795-
地域 神奈川区
施工時間 約4時間

 

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